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2019年08月17日

【校長ブログ】夏休み あと2週間 読書のススメ

 8月も後半となり、夏休みもあと2週間あまりです。私もこの夏、いろいろと本を読んでいます。高校1年生の時、夏休みの宿題で国立民族学博物館名誉教授、京都大学名誉教授の梅棹忠夫さんの「知的生産の技術」(1969年 岩波新書)を読んだのを思い出します。パソコンなどなかった時代、情報を取捨選択し、どのように整理するのかをまとめた名著です。メモのとり方、整理と事務、原稿の書き方などは、パソコンが普及した現在でも、大いに参考になる内容です。東京の丸善まで行って京大式カードを買ったのを思い出します。当時、高校生になって、新書を読んで少し大人になった気分になりました。

 この夏、印象に残った本は岩波ジュニア新書です。新書は、岩波書店が1938年に発行したのが岩波新書赤版が最初で、中公新書(1962年創刊)、講談社現代新書(1964年創刊)が代表的でしたが、2000年代以降になると次々と新しい新書が創刊されています。岩波ジュニア新書は、1979年に創刊され、岩波新書のジュニア版として中高生向けに発行されましたが、大人も入門書としてもお勧めです。骨太の新書が少なくなった中で、新鮮な切り口です。

 7月の最新刊である毎日新聞論説委員 元村有希子さんの「カガク力を強くする!」(2019年 岩波ジュニア新書)は面白かったです。著者は、高校生の時、理科や数学などの理系科目が苦手で、大学入試直前に理系から文系に転向し、九州大教育学部に入学し、新聞記者になりました。記者12年目で科学環境部に異動して科学記者になり、理系嫌いがカガク(科学)の面白さを記しています。カガク力とは、「疑う力」であり、「論理的に考える力」であり、おかしいと思ったら「ツッコむ力」だと述べています。元村さんは、学校教育にも言及しています。「学校教育も、今のままでいいとは思えません。おとなしく机に座って、先生が黒板に書いた知識だけを詰め込んだり、出された計算問題を解く速さを競ったりする教育は、いずれ大きな意味を持たなくなります。いま何が問題なのかを発見し、答えのない問題と向き合い、試行錯誤しながらさまざまな情報を組み合わせて自分なりの解答を示せるような、高度な思考力は、AIにはまだできていません。学校はそういった大人になるための準備をする場になっていくように思います。」

 その他、日本テレビアナウンサーの桝太一さんの「理系アナ桝太一の生物部な毎日」(2014年 岩波ジュニア新書)、東京大学名誉教授の姜尚中さんの「姜尚中と読む 夏目漱石」(2016年 岩波ジュニア新書)なども面白かったです。

 ちなみに、さいたま市立図書館(中央図書館、北浦和図書館、武蔵浦和図書館、大宮図書館、北図書館)では、「わかる」をテーマに、浦和南高校をはじめとする市立高校4校(市立浦和高、大宮北高、大宮西高)による第2回市立高校4校POPバトル(8月1日〜31日)を開催しています。さいたま市内の県立高校3校(岩槻高校、浦和第一女子高校、大宮武蔵野高校)も協力しています。夏休みも終盤です。残りの夏休み、読書をしてみませんか。

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