トピックス

【校長ブログ】小欲知足(2020年08月07日)

 コロナ禍において、失ったものはたくさんありますが、得たものもあります。

 先日、学校に約30年前に本校を卒業された方から、丁寧なお手紙をいただきました。母校である本校への激励と高校時代の思い出を綴った内容でした。人生において楽しいことばかりではなく、辛いこと、苦しいこともあります。辛いこと、苦しいことの方が多いかもしれません。しかし、誰かが見守ってくれていることほど心強いものはないと思います。それが先生であればなおさらのことだと思います。改めて、人と人が触れ合う場である「学校」のあり方を考えました。

 今回の新型コロナウイルス感染拡大で、私たちは「あたりまえ」の大切さを学んだようです。あたりまえとは特別に意識をしなくても誰もが自然に行っていることです。ご飯を食べること、眠ること、元気で過ごせることなどたくさんあると思います。仏教に「小欲知足」という教えがあります。あまり欲ばらないで、少し足らなくても満足し、感謝することを知りなさいという教えです。欲求を満たすためだけでは、物を大切にするどころか、いつになっても本当に満足することはできません。だからといって、欲求や現代の食事のあり方の全て否定してしまうことはできません。やはり日々の生活の中で自分が主体性を持ってどのような気持ちで生きるかが大事ではないでしょうか。新型コロナウイルスの自粛生活は、「小欲知足」に気づかせてくれた気がします。

【校長ブログ】唯一生き残ることができるのは、変化できる者である(2020年08月01日)

 7月31日は、浦和南高校では、期末考査最終日。考査終了後に校内放送で第1学期終業式を行いました。新型コロナウイルスの感染拡大での異例の第1学期でした。その中で、浦和南高校でできることから変わっています。生徒用トイレ改修工事が始まっています。利用する生徒目線が大切なので、生徒会の生徒の皆さんに協力してもらい、生徒用トイレの色の選定をしてもらいました。今年は異例の16日間という短い夏休みですが、新型コロナウイルス感染防止の取組をしつつ、夏休みにしかできない活動をしてもらいたいと思います。終業式の講話の内容を掲載します。

 新型コロナウイルス。4月8日の入学式、始業式の時は、世界の感染者は151.5万人、国内では4,996人でしたが、約4か月後の7月31日は、国内では世界では1713万人(11.3倍)、国内では34,749人(7倍)という驚くべきデータです。この感染爆発(パンデミック)は、私たちの常識や価値観を大きく変えました。 

 失ったものはたくさんありすぎますが、手に入れたものを考えます。新型コロナウイルス感染が拡大する中で、浦和南高校でも手探りでオンライン授業に取り組みました。そのなかで、「当たり前の日常のありがたさ」、「オンラインの利便性」に気付けたことは収穫でした。同時に、人は人の中で育つものだと、改めて認識させてくれました。集団の中でしか育めない感性は、豊かな人間性を形成するうえで欠かせないものです。

 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、世界を大きく変えています。同時に、新しい時代の幕開けでもあります。新しい時代を担うのは若い皆さんたちの世代です。世界は次のステージ、つまり、アフターコロナに向けて世界は動き始めています。未来は切り開くもの。そして夢は叶えるもの。ウイズコロナの時代においては、新型コロナウイルスを恐れるのではなく、感染予防策をとって乗り越えていきましょう。必ず治療薬やワクチンが開発されます。共存していくことが大切です。専門家は「感染症でリスクゼロはありえない」と言っています。必要以上に感染を恐れる必要はありませんが、「自分は絶対大丈夫」という正常性バイアスを乗り越えることがポイントです。

 アフターコロナの時代に向けて、高校生の皆さんは、まずは一人一人の将来の夢を描き、実現できるためのプランを立てることが必要です。10年後、2030年の28歳の時の自分を想像してください。高校卒業後の進路は皆が高校に進学するという中学校卒業後の進路と違い、無限の可能性があります。10年後には新型コロナ問題も解決しています。「〇〇大学に進学し、〇〇を勉強し、〇〇に就職している。」とした漠然としたイメージではなく、未来逆算思考で「〇〇に就職するために〇〇を勉強し、そのために〇〇大学に進学する」と具体的に考えてみましょう。今まで積み上げてきた自分の努力を信じ、自分の夢を引き寄せましょう。私における学校での禁句、つまり使ってはいけない言葉は、自分の可能性を信じないで自己否定する「どうせ〇〇だから…」です。「どうせ南高だからできない」ではなく、「南高だからできる」という発想です。 

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることができるのは、変化できる者である」

 これは進化論を唱えたイギリスの自然科学者のチャールズ・ダーウィン(1809〜1882)の言葉です。この言葉にあるように、いま新型コロナウイルス感染拡大によって、あらゆる業界に従来の枠組みからの“変化”が求められています。学校も例外ではありません。コロナ禍を機に、「いかに変われるか」が今後を生き抜いていくために必要な条件です。生徒の皆さん一人一人が、先生方一人一人が、そして浦和南高校が「変化」できるようにしていきましょう。

 

南高生の皆さん

 元気に挨拶してますか。

 他人に優しくしてますか。

 夢を諦めていませんか。

 志高く。8月17日に、全員で元気に会いましょう。

【校長ブログ】もっと大きなはずの自分に出会おう(2020年07月29日)

 昨日から期末考査が始まりましたが、3年生は並行して自分の進路実現に向けて取り組んでいると思います。3年生の学年は大学入試改革の混乱に翻弄された学年です。しかし、ピンチはチャンスです。大学共通第1次学力試験(1979〜89)や大学入試センター試験(1990〜2019)の初年度は、安易に妥協しないで最後まで第一志望にこだわった人が良い結果を出しています。皆さんは大学入試共通テストの初年度にあたりますが、是非とも安易に妥協しないで「実社会に羽ばたく4年後に後悔しない大学受験」をしてください。

 新型コロナウイルス感染拡大で、大学のオープンキャンパスや説明会が中止になっています。生徒の皆さんや保護者の方も心配だと思います。今回、いろいろ探してみたら東京の私立12大学(中央大学・東海大学・立教大学・専修大学・法政大学・明治大学・上智大学・日本大学・早稲田大学・青山学院大学・学習院大学・國學院大學)がライブ配信という形で、教育・研究内容、校風、特色、入学試験などについて、魅力を語り合うトークイベントを開催するので、このHPの「お知らせ」で紹介しました。

 例年であれば、高校1・2年生は夏休み期間中に今後の大学受験を目指して大学のオープンキャンパスに参加するなど、志望大学研究を活発に行います。しかし、今夏は新型コロナウイルスの影響を受け、多くのオープンキャンパスが中止やオンライン開催となり、短くなった夏休みのうちに、情報収集をする機会が減っています。時代の移り変わりとともに、大学も変化します。しかし、変わらないものもあります。それは、建学の精神を礎とした大学の理念です。このトークイベントで12大学の校風を知ることができると思います。

 私の好きな歌の一つにMr.Childrenの「終わりなき旅」があります。この曲は受験・就職の失敗など色々な挫折を経験した人が新しい一歩を踏み出すため、あるいはこれから大きなチャレンジをしようとする人が、その背中を押してもらうための定番の一曲といわれます。私の好きな部分の歌詞を紹介しましょう。 

 ♪難しく考え出すと 結局全てが嫌になって

  そっとそっと 逃げ出したくなるけど

  高ければ高い壁の方が 登った時気持ちいいものな

  まだ限界だなんて認めちゃいないさ 

 ♪閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて

  きっときっとって 君を動かしている

  いいことばかりでは無いさ でも次の扉をノックしよう

  もっと素晴らしいはずの自分を探して 

 ♪胸に抱え込んだ迷いが プラスの力に変わるように

  いつも今日だって僕らは動いている

  嫌な事ばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう

  もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅 

南高生一人一人が次の扉をノックして、もっと大きなはずの自分に出会えることを期待しています。

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